ドラクエシリーズ初の4人パーティを採用

ドラクエシリーズ初の4人パーティを採用








1988年2月10日、ファミコン版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』がエニックス

(現スクウェア・エニックス)から発売されました。売上本数は380万本。

前作『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』に引き続き大人気となりましたが、売れない他のカセットとセットで販売する、いわゆる「抱き合わせ商法」が多発、

またドラクエ強盗(カツアゲ)も発生するなどの社会問題も。

日本各地で発生した大行列がTVで特集され、ゲームが持つ影響力の大きさを世の中に知らしめた偉大な作品でゲームシステムはドラクエシリーズ初の4人パーティを採用。

主人公である勇者以外に、戦士、武闘家、僧侶、魔法使い、商人、遊び人、隠し職業の賢者ら7つの職業から仲間を選べる

自由度の高さと、転職システムが当時話題となりました。


勇者1人旅だとすぐやられてしまうので、

まず最初の街のアリアハンのルイーダの酒場で仲間を見つけますが

どんな編成でパーティを組むのか、

夢中になって話し合った記憶を持つ方も多いのではないでしょうか?



【戦士】

強力な武器を自在に使いこなす、戦いのプロ。

呪文は使えないが力なら誰にも負けない



【僧侶】

仲間の傷を瞬時に治してくれる

回復、補助呪文の使い手

パーティーに一人は欲しいですね


【魔法使い】

あらゆる攻撃呪文を使いこなす、呪文の達人。

でも頭を使うことが得意なので、腕力、体力には自信はない


【商人】

お金もうけが得意で、正体不明のアイテムもくわしく鑑定してくれる、冒険に大助かりの職業だ


【遊び人】

戦闘中も勝手にあそんでしまい、言うことを聞かないが、どこか憎めない奴。

だけど笑いだけは絶やさない、陽気な人気者


【勇者】

勇者は何でもできる。だが力だったら戦士の方が上だ。

魔法だって魔法使いにはかなわない

なんでもできる反面、なんにもできないのが勇者だ。

だが….勇者にもほかの奴には真似できない最強の武器がある。

それは勇気だ。



というように皆それぞれ特性は違うが、大魔王を倒して、世界を救うという共通の目的を持っています。

仏法ではそれを異体同心といいます。

外見の姿、形は異なっていても内面は同じ心であること。

異体とは広げていえば、年齢、性別、職業、社会的地位などが違うことも含まれる。

同心とは、同じ目的観、価値観をもっていることを意味します。






新人間革命30巻上 晩鐘の章より

 暁鐘(51)

 広宣流布は、団結の力によってなされる。そして、団結といっても、皆がいかなる人間観をもっているかが、重要な決め手となる。ゆえに、山本伸一は、誰もが使命の人であるという仏法の人間観に立ち返って、団結について語っておこうと思った。

 「皆が等しく広宣流布の使命をもっていても、個々人の具体的な役割は異なっています。たとえば、一軒の家を建てる場合でも、土台を建設する人や大工仕事をする人、内装工事を行う人など、それぞれが責任をもって作業をすることで、立派な家が完成する。

 広宣流布の大偉業も、さまざまな役割の人が集まり、それぞれの分野、立場で、個性を発揮しながら、力を合わせることによってなされていく。分野、立場の違いはあっても、それは、人間の上下などではありません。

 したがって同志は、互いに個性、特性を、尊重し、励まし合い、信心の連帯を強めながら、前進していかなくてはならない。これが異体同心という、仏法の団結の姿です。

 学会にも組織はありますが、それは活動を合理的に推進していくための機能上の問題にすぎない。したがって、役職は一つのポジションであり、人間の位などでは決してない。

 ただ、役職には責任が伴う。ゆえに、幹部は人一倍、苦労も多い。同志は、皆のために働くリーダーを尊敬し、協力し、守っていくことが大事になります」

 また、リーダーの在り方にも言及した。

 「幹部の方々は、心の余裕をもち、決して感情的になったりせずに、皆を大きく包容していただきたい。リーダーがピリピリし、何かに追われ、押しつぶされそうな状態では、日々、楽しく、同志を善導していくことはできないし、それでは後輩がかわいそうです。

 これから、最も幹部に求められていくのは包容力であり、温かい人間性です。いかに人格を高めるかが、信仰の力の証明となっていきます。どうか、自身を見詰め、自らを成長させようと、真剣に唱題し、仏道修行に励んで、境涯を開いていってください」